遠藤 青汁のやすらぎ
高血圧はなぜ怖いか
高血圧が引き起こす合併症
高血圧が問題なのは恐ろしい合併症の存在があるからです。
合併症の中でも特に気をつけたいのが死亡率の高い、脳卒中や心筋梗塞などの脳血管・心血管の障害です。これらの障害は死亡率が高いだけでなく、ある日突然襲いかかるためそれまでの生活ががらっと変わってしまいます。
脳出血
動脈硬化などで弱くなった脳の血管が破れてしまう出血性の障害です。
脳出血の原因のうち約90%が高血圧を原因として発症しています。
血圧の上昇などで弱くなった血管を破ってあふれ出た血液が固まりとなって脳の中の細胞を圧迫するためにさまざまな症状を引き起こします。
最悪の場合、死亡したり意識が戻らずに寝たきりとなってしまいます。軽い場合でも言語障害や半身麻痺などの後遺症が残ってしまうケースもあります。
脳梗塞
動脈硬化や血栓が原因で脳の中の血管がふさがってしまう症状です。
血管の破裂はしなくても脳細胞へ酸素や栄養が届かずに壊死してしまい、言語障害や意識障害、片側の手足がしびれたり、目が見えなくなったりといった症状を引き起こします。
高血圧性心肥大
高血圧によって起こる心臓障害で心不全の要因になります。
高血圧や動脈硬化で心臓に負担がかかるとその負担を取り除こうと心筋細胞が大きくなって心肥大を引き起こします。
この状態が慢性化すると、心臓の動きは弱くなって、息切れや動悸、呼吸困難などの症状が出てきます。最終的には心不全を引き起こします。
心筋梗塞
年々増加傾向にある病気で働き盛りの中年の方の突然死の原因にもなっています。
心臓の血管壁が狭くなったところに血栓などが詰まることによって起きる病気で、発作が起こると酸素が心臓の細胞に運ばれないために30分ほどで壊死が始まります。
激痛で動けないほどでなくとも、15分以上痛みが続く場合はこの心筋梗塞の疑いがあるので早急に病院で見てもらう必要があります。
狭心症
心筋に血液を送る血管が狭くなっているために一時的に酸素不足の状態になる病気です。
痛みの続く時間は多くの場合、数十秒から数分間くらいですが、発作が一度起こると繰り返して起こることが多く、そのままにしておくと急性心筋梗塞になる可能性があるので早めに治療を受ける必要があります。
腎硬化症
腎硬化症は高血圧のため腎臓で動脈硬化が起こり腎臓全体が硬化や萎縮する病気です。
症状は緩やかに進行しますが、症状が悪化すると腎臓の機能が低下してむくみや倦怠感、排尿の障害などの症状が出てきます。
糖尿病
糖尿病は高血圧が原因で起こるというわけではありませんが、高血圧の人は正常な人と比べて糖尿病の合併症を引き起こす確立が3倍も高いことがわかっています。
高血圧に糖尿病を合併した場合、病状の進行は早く脳血管・心血管障害が発症する可能性が高くなります。
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